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「$(ドル)」にまつわる話・・・

Posted by 世羽 on 16.2015 つぶやき   0 comments   0 trackback
(独り言)
まずは、書けるときに書いておこう的な備忘から。

15日の時点で太陽からCMEの噴出が続行中。

太陽風の磁場が強まって、磁気圏の活動が高めで推移している。
Ionospheric Mapのレベルも、これを書いている辺りで
16
に上昇。

ドル(挿入用WorldIMap)image
(Radio and Space Weather Servicesより)


さらに・・・同15日夜の時点で国分寺のEスポが臨界周波数7[MHz]まで上がった。

柿岡の地磁気は「怒る」さんレベルのサインになっていた。

   柿岡のokoru


こういうとき・・・大地はけっこう影響を受けている。
で、15日に落雷が起きた箇所は、今後注意しておいて損はないだろう。

    ***


ドル(修飾画ゴールデンゲートブリッジ)image


「地獄の沙汰も金次第」とは、昔の人の喩えです。

それは「死後の裁きにもお金が物を言う」と言えるほど
お金の力が強い・・・という認識の現れでしょう。

古今東西・・・

いわゆる「三途の川のようなもの」を通る通行料や
「黄泉の国への路銀」として
色々な形で死者にお金を持たせたりしてもきました。


お金のシステムが存在する世界を生きるにあたって、
お金は“ある”にこしたことはなく、
ゆえに人は、少しでも楽に生活できるようにと
よりたくさんのお金を欲します。

「叶うなら・・・」豊かな富の側に入ろうと、一生懸命にもなります。

もともとお金自体に“良いも悪いも”もありません。
また、節度をわきまえながら一生懸命に豊かになろうとすることに
“良いも悪いも”もありません。

ただ、一方で・・・

日本でも、世界のあらゆる場所でも
「ここまで差があるか」と思えるほど
貧富の顕著な開きが明らかになっている事実もあります。


ドル(貧富)image_convert_20150415000010


ドル(とある貧富)image


並行して
「自分が金銭的に豊かな生活をしているなら満足だし、
それだけでいいじゃないか」

という生き方も現実にあるでしょう。

そんななか、

「ほんとうにそれが世界の理想なのか」と問う人が
どれほどいるのかわかりませんが・・・

先を進めてみます。


米国の$(ドル)

現在、「世界で最強の通貨は“$”(米国ドル)だ」というのは
誰しもが認めることで・・・。

米国の通貨が、財政的にも、信用においても、力においても
世界を支配する形になっているのは確かでしょう。

世界通貨の中で、米国ドルは「通貨の王様」とさえ言えるほどです。

この「$」・・・
調べてみれば、どんな経緯でこの記号が使用されるようになったか、
いくつかの説があるとわかるでしょう。


不思議話が好きな方なら、そうした一般的な説以外に
こんな逸話を耳にしたことがあるかもしれません。


「“$”という文字は、神秘的な象徴(シンボル)のひとつだ。
魔術師などがこの文字の形を指でなぞり
秘儀的な挨拶にするものである」



ドル(と魔女)image

「そこには古代から引き継がれた象徴として
“支配”の意味が含まれている」



   ドル(シンボルとしての)image


これを裏打ちするように、かつてウィッカ教会の祭司長で、
かつ「グランド・ドルイド・カウンシル」(ロスチャイルドの私的魔術祭司団)の主要メンバーだったアイザック・ボノビッツ
「$という象徴を通じて世界を統治(支配)する」
と公言していたのも知られた話です。

で、現在・・・そんな「$」を冠した通貨の動向が、
世界経済に大きな影響力を及ぼしているわけです。


     ドル(古いシンボル)image


現代では、“形をもった物品”の売り買いで流動するお金以上に
“お金のみ”を右から左へと動かして儲ける手法で流動するお金が
世界を席巻していて・・・。

このやりとりをする個人投資家はもちろん、
資金運用会社も数え切れないほどあります。

膨大な取引になると、
1日辺りの世界貿易額の100倍にあたる国際資金を扱う会社もあったりします。

ときに、このような形のお金を意図的にやりとりすることで
一国の命運さえ左右できます。

とりわけ金融マフィアと呼ばれる人たちが莫大な資金を動して
一国の経済をズタボロ状態にしてしまうことも・・・。


日本でバブルがはじけたときに大もうけをかました
“クォンタム・ファンド”などは歴史上の有名どころで、
その動きには「見えざる思惑があった」と言われています。

金融市場を制して世界を意図的に動かしたい人々がいる・・・。

けれども、その実態は大衆にとって見えにくいものです。


AIIBとか


いま日本ではAIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加するかしないかで議論されていて、
一部マスメディアは盛んに「機運に乗り遅れるな」という論調ですね。

これについて、ネットでうまいことを書いている人がいて・・・。
(原文の一部を伏せ字にしますが悪しからず)

40 :名無しさん@1周年:2015/04/13(月) 20:34:08.79 ID:KTOgz/qI0.net
  説明文に追加w

  バスの発車は今年の暮れ
  3/31でバスの扉を閉めたとこ

  6月に運転手と運行管理者を決める
  秋に燃料を買うカネを集めるのだが
  燃料を買うカネを最も出してくれると期待してた2人が
  なぜかバスの外にいる

  まだ乗客を決めただけのはずなのに
  運転手きどりの○○が、車外の2人に笑顔で手招きをしてる
  その目は笑っていない

  しかも○○はその足で
  無賃乗車しようとした半島■■と
  個人的に気に入らない乗客を車外にけり出した

  こんなバスには乗らない方がいい



なかなか、いいところの“一部”をついています。



米国の泣き所は国債を大量売却されるところだと思いますが、
中国は、もちろんそこを突いているでしょう。

随分前のこと・・・。
橋本龍太郎氏が時の通産大臣だったとき、
無理難題を押しつける米国に「国債を売る!」と告げて
対抗しようとしたことがありました。

で、米国がどうしたかと言うと、
“闇の組織”に繋がって、かつ日本のマスコミに入り込んでいる
某宗教絡みの一団を動員し、大衆の洗脳操作(煽動)を行った・・・と。
知る人ぞ知る話です。

そして当時の政権政党はマスコミを含むあらゆる方面から叩かれ、
多くの民衆は報道を信じたので、
結果・・・当時の政権政党は選挙で大敗を帰し、しかも米国の思惑どおりの
路線を歩むことになりました。


米国ドルを創出した“闇の組織”はヨーロッパ各地にも深く繋がっていますから、
通常であればEUは米国に同調することが多いのですが、
AIIB参加への足並みを異にしているところを見てもわかるように、
近年、この“闇の組織”が一枚岩ではなくなっているようです。


「ああ・・・あの分裂のこと?」と思う方がおられたら・・・幸い。

長くなるので今は書きませんが、
興味があって探ってみれば、おぼろげに概要を掴めるでしょう。



「お金の動きに翻弄される人々」と「お金への疑似信仰」


再度申し上げますが、お金自体に良いも悪いもありません。
一生懸命働いて得たお金は尊いものです。

が・・・これを手玉にとって
民衆をコントロールする力が働いているとしたらでどうでしょう。


     ドル(秘密結社の)image


かつてウィリアム•グライダーがこんなことを言っていました。

「お金は信仰の関数だ。
それは確実に・・・
不思議な“ある”という、ユニバーサル社会の“暗黙の同意”を必要とする」



お金を創って使用するには、人がそれを信じる必要があって、
要は、信用されないお金は、ただの紙切れか金属の固まりということ。

また・・・社会がお金への信仰を強めたり失ったりするとき、
それに連れて、お金自体の持つ力も強まったり失われたりします。

さらに人の社会では、
「お金の力」が「人自身の力」と混同されているので、
ときに「所有するお金の多寡」で自分自身の力の有無をはかるという
弊害を生み出したりします。


ある意味それは、
お金を生み出すプロセスが「神の力」のように混同されているということです。

しかし、多くの人は
この作用にそれほど気づいていないでしょう。

(ほんとうは、いまの金融システムの在り方を健全にしていく必要がある)
 

こうした事柄は、史実に沿って、
米国ドルが世界に幅をきかせるようになった背景をなぞっていくと理解できることですが、
改めて文字にしようとすると1冊の本になってしまいそうですw。

なので・・・
そのなかのオカルトチックな部分に目を向けてみます。


    ドル(卍の代用)image


人はお金を
精神的な意図や意志を使うために用いています。

この使用部分は非常に操りやすいものであり、
人の精神的な部分を操作することと、
お金に依存する心へと煽動するために容易く用いることができます。


なかでも米国ドルは、
ある意味、特別な魔法がかかったアイテムと言えます。


それは、定められた金融システムのなかで増殖し、
それを受け入れるたびに
一種の魔力のなかに沈むように目論まれてもいるでしょう。

たとえ他国の“別の通貨”を使用していても、
通貨の王様が米国ドルであるかぎり、
換算という形でその力は流れ込みますから
同じ現象が起きていきます。

これを、$に付与された「神秘的マーキング」と呼ぶ人もいます。

一部の人たち・・・とりわけ、
ドル紙幣に見える形でマーキングを施した人々の勢力
および“視えざる力の完全な虜”になっている人々は、
この神秘的マーキングから出る力を
「素晴らしいものだ!」と感じ、
公言するでしょう。

こうも言うかもしれません。

「愚民はフリーメーソンのシンボルが1ドル札に記されていると言って、
陰謀論に仕立て上げて騒ぐが、
誰も十分に、これらの記号が記されている理由や
真の意味を説明できていない。理解もしていない」


「米国ドルとお金によるグローバルな支配は、錬金術による世界の発展の鍵だ」


     ドル(フリーメイソンの)image


そしてそれを称賛する人たちはさらに

「その先にあるのは“新アトランティスの建国”だ。
このなりゆきに、大いに感謝しよう」



別にアトランティスの復権にケチをつけるわけではありません。
そこには素晴らしいものもありましたから・・・。

しかし・・・以前書いた、この言質を押し出す人たちの最終目標を見ていくなら、
「それが、人類のまことの幸せに繋がるだろうか」
・・・と、賛同できない感覚が生じる人もいるかもしれません。


ドル(パキスタンの眠る少年)image


ドル(カンボジアの子守の少年)image


     ドル(働く幼い子供たち)image



前段で「今は書かない」と言った一端をメモるなら・・・

いま、
米国ドルに封印された力を使って世界を牛耳ることに嫌気がさした人たちが
具体的な内部闘争や告発を始めており、
数はわずかであっても米国内で人の心を取り戻しつつある・・・ということ。

(ちなみに・・・
現時点で金満国家になっている中国と結託する好ましくない勢力が別にいる。
その勢力は、EUが諸「王」の役割を果たすように、し向けたがっている)


いずれにしても、その良いほうの変化は

米国内において、また世界において
他の人を思い遣り、貧しい人に手を差し伸べようとする人々がいて・・・
そんな人々が織りなす習合意識がなしているパワーバランスのたまもの
・・・

と感じます。


互いがまったく関係ない場所にいて、
しかも金融のことなどまったく知らなくても、
小さな1人ひとりの賢明な思慮と暖かい行動が
本当の意味で世界の基軸となるパワーを創出している
・・・それをひしひしと感じます。


仕掛けられた“$の呪縛”を本気で解くなら
流通するお金すべてにおいて
「支配」のためではなく
「愛」を込めて用いること。



そのとき初めて、「お金」が真の豊かさをもたらすものになるでしょう。



ドル(ネパールで手を合わせる子供たち)image



*****


(ついでに・・・)


この御仁・・・確かに肯定できないところはたくさんある。

ドル(プーチンさん2)image



が・・・決断力や国の統治について並はずれた力量がある。
だから、世界中の人たちが画像でいじる。

ドル(修飾画プーチンさん)image



この先、「毒は毒をもって制す」の言葉が似合う人、意味を地で行きそうな気配も。


   ドル(修飾画米国とロシア的な)image



で・・・最終的に、この御仁の動向次第では
いくつかの国が
「ほんのちょっと、こうしたかっただけです」のような様を見せていく予感すら・・・w。



  ドル(修飾画ほんのちょっと)image


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とても「古い犬種」のしている仕事・・・

Posted by 世羽 on 09.2015 道草   0 comments   0 trackback
(独り言)
今回の天皇・皇后両陛下の行幸啓・・・。

英霊の御霊の慰霊・鎮魂はもちろんありがたい。
だが、それに並んでパラオの人たちの歓迎ぶりに心が癒される。
やはり見ていて嬉しい。

パラオは日本と戦ったことがないからだ・・・と言う人たちもいる。
しかし、
過去に携わった他国に日本が“ほぼ同じ対応”をした
歴然たる事実もある。

国によって受け取りかたがこうまで異なった現実は、
それはそれで興味深いw。

と、中国さんの日本人救出・・・それには素直に感謝したい。
お互いの感謝が積もりに積もったら、誤解も解けるだろうか・・・。

           ***


古い犬種(ナミビアにて)image_convert_20150408221958




先日、某テレビ局でナミビアの夜空が映し出されていました。


ナミビアと言うと、超絶美の夜空もさることながら、
自分、とある犬の逸話が想い浮かびます。

そもそもの話は
ナミビアあたりに生息するチータから始まったりするわけで・・・。


それはチーターの保護から始まった


誰でも知っている野性のチーター(「斑点のあるもの」の意味をもつ)さん。

日本では優雅に狩りをしている姿が知られていますが・・・
彼らの生息地域は時を追うごとに非常に狭まっていて、
近年、家畜への襲撃も多々生じる状況に陥っています。

狭い環境に暮らす弊害として近親交配が進み、
いま生息しているチーターの遺伝子は
各個体において99%同一になるという結果が出ているようです。

このデータが示すのはすなわち・・・
もし、そのうちの一頭が伝染性の病気にかかれば
「あっ」という間に種全体に広がって、絶滅する危機がある・・・ということ。

国際自然保護連合はすでに、チーターを「絶滅危惧種」に指定しています。


古い犬種(チーター)image


一方、

(生息環境の変化から)チーターが現地の牧場を襲ったりするので、
人間が家畜を護るために“家畜の敵”としてチーターを殺すという
弊害も生じています。


こうした諸々の状況の深刻さをとらえたローリー・マーカーという女性がいて、
彼女はナミビアのオティワロンゴの広大な土地で「チーター保護基金」(CCF)の設立に助力しました。

そして設立されたCCFは、
現在いる“二千数百頭あまりのチーターの保護”を大きな目的としています。


古い犬種(ローリーマーカーとチータ)image


CCFはチーターの保護活動の一方で、
家畜を襲うチーターを“追い払い”うことはもちろん、
その他さまざまな野性の捕食動物から家畜を護衛する「護畜犬」の育成を手がけています。


       古い犬種(CCFで)image


    古い犬種(CCFで2)image


この、ナミビアで活躍することになった護畜犬・・・
それはアナトリアン・シェパードという犬種でした。



非常に古い「血統」に連なる犬

紀元前1800年以上もの昔から、
トルコの遊牧民が“野営時の家族と家畜を護る”ために大型犬を飼っていました。

この犬は、何か不審なものを見かけると、対象物を“追いかける”のではなく
護るべきものの傍らにとどまって、任を果たします。

何かを執拗に追撃する犬はあまり役に立たない・・・とされたことから、
必然的に、動物を“無駄に追いかけない”性質を強く持った犬が
残る形になったようです。

その犬種は中央アナトリアの地で長い時を経て、
「大型でありながら足の速い血統の犬種」として形づくられていきます。

そして最終的に
「アナトリアン・シェパード・ドッグ」という名で知られるようになりました。

   参考:アナトリアン・シェパード・ドッグ“祖先となった護畜犬”は、
   時を遡ること6000年ほど前に存在していたCoban Kopegiと呼ばれる「超古代犬種」
   とされている。

古い犬種(壁画)image_convert_20150408223309

   ここからいくつかの犬種が分化し、
   有名どころではトルコ中部のカンガール・ドッグなどがいる。
   これら分化した犬種がかれこれ2000年ほどの歴史のなか、
   幾多の犬種と自然交配した結果、
   1800年代あたりから1900年代に、いまの犬種として確立された。
   特徴としては、護畜が突出するが、トルコでは猟犬や軍用犬としても使われていた)




近代になってこの犬種がアメリカに輸出されると、
彼らは狼やクーガーから「家畜を護る犬」として重用されるようになります。
彼らは非常に勇敢だったのです。

前記したCCFの起ち上げの協力者となったローリー・マーカーは
このアナトリアン・シェパードの特徴や性質をよく知っていました。

しかも、
彼らの祖先が生きた中央アナトリア地方の
「非常に寒い冬」「乾燥を伴う暑い夏」の気候は
ナミビアによく似ていました。

なので、こうした気候に適応した彼らの短く粗い体毛は、
ナミビアにとっても、うってつけだったのです。


そんなこんなで、アフリカの大地での家畜の守護者として
アナトリアン・シェエパードを使うプロジェクトが始まりました。

「保護すること・・・これが彼らの遺伝子の本質にあります」

この本質が、マーカーの頼りにした最大の利点でした。
アナトリアン・シェパードは無駄に攻撃するのではなく、
“護るよう”に交配されてきたのです。

CCFのアナトリアン・シェパードは、
家畜の友達のように育てられていきます。


     古い犬種(子犬の頃の練習)image


古い犬種(ccfの子犬)image



成犬になると、単に家畜を護るだけでなく、
家畜に被害が出て地元の人がチーターを殺したくなる前に、
捕食動物に対して「接近と撤退」を賢くこなしつつ
チーターを追い払います。

結局、彼らの持つ特徴こそが、
チーターの保護につながることになったのです。

     古い犬種(とある研究者の話)image



フリンティス


M・ウェイズボードとK・カチャノフ両名の著書『DOGS with JOBS』のなかに、
このアナトリアン・シェパードの“フリンティス”という犬が登場します。


古い犬種(フリンティス近影)image_convert_20150408235940

  (フリンティス:現地の言葉で「ボロボロ布」の意味。
   ナミビアの気候は埃っぽい。
   その中で生活する時間が長くなると犬の毛はそんな風に見えてくる)


フリンティスは独自の訓練プログラムのもとに育ちました。
彼は生後6週間になったころ、
飼い主となる牧場主ヨハン・クッツェーのもとで家畜の群れと寝食を共にし始めます。


  (参考画像:この時、人の介入は必要最低限に抑えられる)
  古い犬種(CCFの子犬さん)image


しかし、フリンティスが生後9週目を迎えたころに問題が起きました。

ほかの家畜番が目撃したところによると、
フリンティスが子羊をむやみに追いかけ回している・・・というのです。

これは、未来の番犬としてはマズイ行動で、
牧場主のヨハンはフリンティスをCCFに戻すことを考え始めました。

けれども「せめてもう少しだけ様子を見てみよう」というヨハンの観察が功を奏します。

ある日、小羊たちとフリンティスが日陰で休んでいたとき、
群れのうちの何頭かがおもむろに立ち上がって日向に出ていこうとしました。
するとフリンティスが本能的に、彼らを日陰へと方向転換させたのです。

以来フリンティスは、
めでたくヨハンの牧場で護畜犬としての本来の性質を開花させることになりました。

かつてヨハンの牧場では、酷いときには一夜にして
42頭、29頭という多くの家畜が捕食動物に殺されることがあり、
ヨハンは家畜を護るためにチーターを何頭も殺したことがありました。

ですが、フリンティスの成長につれてチーターの害が減り、
やって来ても長く居座ることがなくなったのです。

フリンティスの護畜犬としての特質はマーカーの思惑通り、
家畜を護るだけでなく「チーターの保護」に役だつものになりました。

ただ、牧場にやってきて家畜を襲うのはチーターだけではありません。
ときにジャッカル、ときにヒヒの群れが襲ってきます。


古い犬種(ナミビアのヒヒ2)image_convert_20150408222452


ある日のこと。
フリンティスが侵入者に警告を発する声が聞こえてきました。

また、ヨハンを呼んでいると思しき吠え方もありました。

ヨハンと家畜番のひとりが、声のするほうへ駆け出します。

しばらく行くと、数十匹もあろうヒヒの一団が羊の群れに乱入しているのだとわかりました。

藪のなかからフリンティスの猛り狂ったような唸り声と
ヒヒの鳴き声が入り交じって聞こえてきます。

「何事か!」と思っていると・・・

その直後、一瞬の静寂が訪れました。

ヨハンと家畜番は必死に辺りを見回してフリンティスを探します。
けれども彼の姿はどこにもありません。

ふと見ると、
一頭のヒヒが大きな岩のそばで首を裂かれた状態で転がっているではありませんか。

しかも、そこからさらに向こうで、
フリンティスが別のヒヒに捕捉されて死闘を繰り広げている様子が見えました。

通常、CCFのプロジェクトで育った犬は、
捕捉動物を脅して追い払うか、
最悪の場合でも主人が来るまで噛み方を抑制し、
捕食動物を押さえつけておくよう訓練されます。

ですが、この時のフリンティスとヒヒとの闘いは
その訓練の域を超えるもの、まさに死闘となっていました。

ヒヒとフリンティスは組み合った形でもつれあい、
ヒヒがフリンティスを前足でぶちかましては噛みついています。

しかもこの時、フリンティスは大量に失血していたようで
フラフラの状態でした。

それでも、フリンティスは力を振り絞るような格好で頭をねじると、
ヒヒの喉元にかじりつきます。

両者の死闘現場にヨハンと家畜番が駆けつけたとき、
ヒヒとフリンティスのどちらもが、力尽き果て、地面に横たわった状態でした。
ヒヒの息はありません。

「フリンティスも・・・」と、駆けつけた2人は確信しました。

2人が見たフリンティスの身体は血まみれで、
背中はパックリと裂け、背骨が露出していたのですから・・・。

顔が歪むほどの悲しみにとらわれた2人は
思わず、フリンティスの傍らにがっくりと跪きました。


けれども・・・


フリンティスは生きていた・・・。


2人は、息も絶え絶えのフリンティスを家畜囲いの傍まで運び、
ヨハンはそれから毎日、ペニシリンの注射をフリンティスに打ちます。

5日のあいだ、フリンティスは水も食物も一切受け付けませんでした。
6日目、彼はようやく自分の水入れから水を飲み、ほんの少し食物を口にします。
そして8日目・・・フラフラと立ち上がったフリンティスは、
なんと、自分が護る羊の群れのところへ戻ろうとしたのです。

しかしながら、この時のフリンティスの体力では
どう考えても無謀なことだったので、
彼が無茶をしないようにとヨハンたちはフリンティスをロープで繋ぐしかありませんでした。

ところが・・・

フリンティスはそのロープさえ噛みちぎって、
「一刻も早く・・・」という感じでよろけながら羊のところへ戻ろうとし、
あげくは群れのなかで倒れ込みました。

倒れこそした・・・とは言え、もの凄い気力です。

「このままでは駄目だ・・・」
やむなくフリンティスは鎖で繋がれて傷を癒すことになりました。

ヒヒが悪いわけではありませんが、彼らも生きるために獰猛になります。
その獰猛さは、ときに都会人の想像以上のものです。

古い犬種(ナミビアのヒヒ)image


   (現地では、ペットの犬がヒヒに殺されるケースも頻発する)
   古い犬種(ナミビアでのヒヒの被害)image



実のところ、
それまですでに、CCFプロジェクトの犬数頭がヒヒに惨殺されていました。

ですから、フリンティスが少なくとも2頭のヒヒと渡り合ったことは
現地ですら信じがたい事件だったのです。

この出来事はナミビアでも広く報道され、
護畜犬のプロジェクトへの関心を高めるきっかけとなりました。

体力が回復すると、フリンティスはこれまでの仕事に復帰します。
そして、のちの日々のなかで雌のアナトリアン・シェパードのブーツと出逢い、
2頭のあいだにはめでたく13匹の子犬が産まれました。

「彼は働くことが好きなんだ」

これはフリンティスに向けたヨハンの言葉です。

フリンティスにかぎらず、
犬にはそれぞれの犬種に独特の性質や心根があって
可愛がると同時に、それをうまく引き出せたなら・・・
犬自身にも、また人のためにも幸せなことのように思えます。


古い犬種(青空と羊とわんこさん)image


そして著者らはこんな内容も書き記しています。


「自らが護ると決めた群れのためには命も賭ける・・・

フリンティスが見せた力強いこの本能は
現在もナミビア各地の大地のうえで、
恐れを知らない番犬たちに脈々と伝えられている・・・」





翻って・・・人間・・・
どんな感じで何を護るだろうか・・・などと。


古い犬種(ワンコさん近影)image_convert_20150409000223





文末のついでにナミビア辺りの夜空も・・・


     古い犬種(Namibiaの夜空)image



古い犬種(ナミビアの夜)image



(Naukluft国立公園の夜)

古い犬種(修飾画ナミビアのとある国立公園)image




その下で・・・今日もわんこさんが・・・


古い犬種(わんこさんとヒツジ)image


諜報活動・・・「スパイ」さんの話とか

Posted by 世羽 on 04.2015 つぶやき   0 comments   0 trackback
(独り言)
世の中、ため息をつきたくなる事象がけっこうある。

議決権をもつ議員さんの「棄権」とは何だろう・・・。
反対なら、反対票を投じればいいのに。

米軍の基地への反対行動も・・・
米軍の駐留場所は他県にもある。
横田も騒音は酷い。岩国、三沢、座間もいろいろある。
かといって、基地周囲の人たちは
意外なほど日本への必要性を合理的に見ている。

日本の利得を損なうことを助長して喜ぶのが
いったいどんな人たちなのかは、調べればわかる。

そんな、すぐわかることすら「わからないままにされる状態」
どことなく物憂げだ。

と・・・書く時期がいつもずれるので備忘程度だが・・・。
先日、“海外の大きめ”と書いていた体感で見合ったものは
3月30日のパプア・ニューギニアのM7・6だと思う。
だが、完全に終了した感じがない。続くかもしれない。
それとは別に、
日本太平洋側・北方方面からのズレ感覚と唸り感はつづいている。


スパイ(修飾画像とある森のなかで)image



ちょっとした会話から垣間見たこと


すぐる十数年ほど前、
どうしても断れない酒の席に呼び出されたときのことです。

そこには、1人のCAの女性がいて、
何気ない話から、このCAさんの彼氏(白人)の話になりました。

ほろ酔い状態が手伝ったのか
彼女の友人が突然こんなことを言いました。

「●●さんの彼氏は、ちょっと怪しいんだよね」

「えっ?」皆が興味を抱きます。

当のCAさんは一瞬、会話を止めようとしましたが、間に合いません。
彼女の友人はつづけます。

「食事をしたりお茶するときに、どこかの店に入るとするだろ・・・。
そんな時、必ず辺りを入念に見回すんだって・・・
しかも、絶対に“壁を背にして”座るんだよね。ねっ」


同意を求められたCAさんは愚痴も入ったのか、こう返しました。

「マフィアや犯罪者とかじゃないのはわかっているんです・・・。
でも、なんかねぇ・・・
『もしかしてスパイ?』って思うことがあるんですよぉ。
このまま付き合っていて、いいんでしょうかねぇ」



多くの人、外国人と接する職業をしているだけあって、
このCAさんは、付き合っている男性に特殊な雰囲気があることを察知していたようです。

自分は、世間話のひとつとして黙って聞いていただけで、
話自体も先に続くことなく、そのまま幕切れになりました。

しかしこの短い会話は、自分の記憶に残りました。


庶民にとって、冷戦時代の遺物、
ほとんどは映画の世界でしか把握されない「諜報活動」ですが、
世界では常に、情報戦と諜報活動はつづいています。

ごく最近も、
ドイツのメルケル首相の会話が盗聴されたことが明るみに出て、
米国がやり玉にあげられました。

諜報機関と言うと、
CIA、KGB、SIS(のちにMI6を含むMIナンバーで有名となった)などが
真っ先に上げられますが、
ロシアはもちろん、中国や韓国にも相当の機関がありますし、
世界の主要諸国では、当たり前的に存在する国家機関です。

(日本はCIRO〔サイロ:内閣情報調査室〕や、そのほかが多少あっても、
海外を網羅して一括的に情報収集を行う世界の情報機関に匹敵するものには
ほど遠い。
よって、対スパイの手段はさしたるものではなく、
日本がスパイ天国と言われる一因とも言える)


スパイ(MI6の昔)image



「米国は少なくとも、日本に100人程度は要員を送り込んでいる」
ロシアが見積もっていますが、
この人員数には
「ノン・オフィシャル・カバー」NOC:民間偽装要員)が含まれています。

日本にはこうした実体を一括して調査する専門機関がないので
実体が把握できず、いわゆるスパイが野放し状態になっている・・・。

NOCは米国に限ったことではなく、
世界のさまざまな国が似たような人員を擁しています。
中国や朝鮮半島からも、かなりの数になるでしょう。

NOCは民間企業を始め、ターゲットごとに
さまざまな場所へと入り込みます。
そして多くは「産業スパイ」として、また民衆の「世論操作」を行います。



諸外国の諜報活動


たとえば米国・・・スパイと言えばCIAが真っ先に浮かぶでしょうが、
時は21世紀・・・
それ以上に、世界最大の盗聴機関と言われる国家安全保障局(NSA)があげられます。

スパイ(NSA入り口)image


スパイ(NSA)image


スパイ(NSAビル)image



米・フォート・ジョージ・ミード陸軍基地に本部を置くNSAは、
「辞書」という名で呼ばれるスーパー・コンピューターを活用していることで
知られています。
あの、世界最大の通信傍受ネットーワーク
1分間に300万の通信を傍受できるという「エシュロン」です。


スパイ(NSAのデータセンター)image


スパイ(NSAユタ・サンアントニオ)image
(NSAの一施設:ユタ州サンアントニオ)


エシュロンは米・英両国において、
通信傍受協定「UKUSA」の構成に組み込まれています。

この「UKUSA」には、さらに・・・
オーストラリア、ニュージーランド、カナダが参加しています。

NATOも周辺協力国として、このシステムへの部分的な協力をしており、
日本や韓国なども多少の関与をしています。

(日本の米軍・三沢基地はNSA通信傍受基地のひとつ)


スパイ(echelonシステムマップ)image



とはいえ・・・確固たる“国としての諜報機関”を持たない日本は、
情報交換に値する価値情報がほとんどありません。

ですから情報そのものをストレートに活用できる立場になく、
米国が「流す必要がある」と決めた情報が流れてくるか、
もしくは頭を下げ、「お願いして」、情報の提供を受ける状態でしょう。

一方で中国は、科学技術の促進をはかる過程で
こうしたシステムにいち早く鋭敏な反応を見せました。

現在、「サイバー戦争能力で米国に対抗できるのは中国だ」
識者が言うまでになっているのに
日本でほとんど報道されないのは不思議です。

中国製のPCに情報収集のための仕掛けが施されているというのも、
けっして冗談ではありません。

現在のハイテク技術はコンピューター・システム(ネットワーク)と
切っても切れない形で進化しています。
軍備にしても、原発の運転システムもそうです。

これらネットーワーク・システムを通して
すでに本気で仕掛けられた戦いが起きているのは
ご承知のとおりです。

スパイ(norsehackingmap)image



2000年後半、
米国はコロラド州ピーターソン空軍基地の宇宙司令部に
“サイバー戦争時の攻撃部門”を統合しました。
そして実践運用に移行しています。


スパイ(サイバー戦争に備えて)image


スパイ(米国2010年ころcybercommand)


中国も、すでに同様の軍事的な防衛網を敷き、
サイバー戦争の模擬演習も、実際に密かな攻撃も、繰り返し行ってきました。
そればかりか、仮想敵国のハイテク兵器を使用した戦闘能力を無力にするための
電磁波兵器の開発にも余念がありません。

日本はというと、
サイバーな戦いにおいては民間レベルでの防衛がほとんどですし、
庶民があまりに平和ボケしてしまったのか、
多くの人には、実際の世界情勢を眺める意欲がないように映ります。

日本の現状
情報戦においても、実際の防備においても、形だけで、
丸腰もいいところ・・・とさえ見えるほどなのですが・・・。


スパイ(NSAとあるマップ)image




日本の南の地の諜報活動


日本の南の地では、まだ続くのか・・・と感じるぐらい
色々な反対運動が起きています。

防衛についても、
「どうしてわかってもらえない」と愚痴が出るほど
意識が異なります。

というか・・・“民族意識を煽る方向”への巧妙な仕掛けがされてしまった現実があります。

そのため現在では、
住む地域を異にする国民どうしが「嫌気」を感じるほどになってきており
この状態はかなり深刻です。

つまりまんまと、誰かの敷いた路線を歩んでいるということで・・・。

実際、
各種メディアプロ市民と呼ばれる人たちの情報操作は酷いもので、


スパイ(リアル辺野古)image


そこには、はっきりとした日本の意図とは別の意図を持って
“煽動役を担っている人”
“気づかないで荷担してしまっている人”の両者が見てとれます。

余談:以前に書いたが、
こうした潜入して他国の情報を手玉にとる存在の名称は
情報活動用語で「ウォークイン」とも言う。
この「ウォークイン」という用語が
いわゆる霊的な意味でも使用され始めたとき、
個人的にひどく違和感を覚えて以来、今日に至るw)


辺野古の海にカヌーで漕ぎだした人たちへの海保の横暴として
たくさんの画像が撮られて、沖縄の新聞各紙に流され、
ググればネットで見ることができます。

これだけを見れば、「酷い」と思う人も出てくるでしょう。

しかし、反対運動をしている人たちの“悲惨な状況”とやらが流され、
その主張が大々的に書かれても
「なぜそんなふうになったか」の経緯は記事になりません。

たとえば、「海保の暴力行為」と報道されるものであっても
実際は溺れている人を引き上げる行動を
暴力をふるっているかのように流されていることも事実ではないでしょうか。

(しかも「海保の人」のなかには沖縄の人がいて、
相手にしている人たちが必ずしも純粋な“沖縄の人でない”ことをわかった上での
制止行動だったりもする)


スパイ(沖縄で見る外国語)image


スパイ(沖縄の外国語)image


地元の人や、カヌーの愛好家に言わせれば、
「ビーチでカヌーをひきずって砂浜に傷を残すやり方は
本当に自然を愛する人のやることではない」
・・・そうで、
これは納得できる言葉に聞こえます。

さらに・・・

ヘイト・スピーチを主張する人たちがわざわざ沖縄に出向いて、
どうして
米国人と結婚した日本人の血をひく2世の人侮蔑の言葉を投げるのでしょうか?

差別があると訴える一方で、
どうして自らを「特殊な民族」と選別するかのように
それほどまでに異なる民族性に固執するのでしょうか。

ほかの日本人たちは、それほど酷い人間なのでしょうか。

自分たちの論理に矛盾があることに気づけないならまだしも、
知ったうえでこれらの行為をしているなら、
そこには「別の意図がある」と察して然るべきです。


スパイ(中国の足跡)image


で、せめて「煽動されている人たちだけでもどうにかしたい」
真摯に思う人たちがいても、 思うようにできずにいるのが日本の現状でしょう。

もし、それができていたなら・・・

各地で隣国の思惑を優先したり、
さらには行政のなかにさえ、 日本ではなく他国に利得をもたらす人たちが組み込まれたり、
議員として選出されることなど、そうそう起こらないはずです。


スパイ(嘆かわしい横断幕)image


あの、東京大空襲の前、
ベーブ・ルースとともに大リーグ・チームのメンバーとして親善野球に参加した
エール大学出の秀才モー・バーグという人物がいます。
彼は、当時の東京でいちばん高かった聖路加病院の屋上にあがり
1枚の写真を撮りました。

それは東京のほぼ全景を映したもので、
この写真こそが、大空襲にあたっての攻撃資料になったものです。

彼はいまや、識者によって「諜報活動要員」に位置づけされています。

自らが志願してなったNOC
かたや、気づかずにNOCの手先になってしまっている人たち・・・

日本はいまだ、サイバー戦争にさえおぼつかない
それ以前の“レトロな戦い”の最中にある・・・ようです。



スパイ(オスプレイの配備のときも)image




CIAのとある銅像


CIA本部にはネイサン・ヘイルの銅像が立っています。

彼は米国・独立戦争において、
命を賭して活躍した、米国の英雄と言われる人物です。

スパイ(ネイサンヘイル)image

(バージニア州ラングレーのCIA本部やワシントンD.C..のフェデラル・トライアングルなど
多くの場所にヘイルの彫像が置かれている。画像はエール大学の銅像)


当時の米国は、宗主国だった英国と戦っていたわけですが、
戦力で英国に遅れをとっていた米国が勝利するには
「可能なかぎり戦闘を回避できるような的確な情報」
必要としていました。

大陸会議軍の大尉だったヘイルは、その役目を担いました。

彼は自国建国のために、
命がけで米国に必要な情報を手に入れていたのです。

しかし、その後、
マンハッタンに陣をはっていた英国軍を探ろうと
コネティカットから小舟に乗って活動をしていたところを捕らえられ、
絞首刑となりました。

そのさいに、ヘイルはこう言ったのです。

「わが国に捧げる命がひとつしかないことを悔やむ」

この精神は、少なくとも冷戦時代の米国のスパイ活動を支えていたものです。

しかし時代が移るにしたがって、
スパイと名のつく諜報活動は“ただの危険な職業”に成り下がり、
そこに金銭欲や色が絡むようになって、
次第に著しい劣化を起こす状態になってしまったのです。


・・・結局のところ、


政治にしても、学びを教える教職や人に何かの教えを伝える教導職にしても、
これらは本来、非常に大切な仕事ですが、
それが「“単なる生活のための職業”になってしまったこと」
この辺りにも、問題の深刻さの一部が潜んでいるようです。


いま、日本には何が必要で
どうしたらいいか・・・
他人ごとではなく、みなで考える時が来ているのではないでしょうか。



*****


アナログ時代、敵陣の動向を探るのに生き物が活用されていた。

スパイ(第一次世界大戦のときの偵察用鳩)image



5年の歳月と16億円の費用を投じてCIAがしくじった
猫によるスパイ大作戦もあった。

スパイ(ねこスパイ大作戦CIA2)image


スパイ(ねこスパイ大作戦CIA)image


時は進んで、テクノロジーの進化がいまや、諜報活動の一部をロボットに変えつつある。

スパイ(偵察用ロボット開発中)image


スパイ(X37B正面)image


スパイ(ボーイングX37B)image

(米国のトップ・シークレットのひとつ:BoeingX37B。
674日の連続日飛行を可能にした)



人が人を、国が国を心から信頼できたなら
人的な諜報活動や、物による他国の監視なんぞは不要になる。


つまりは、人それぞれがそうした人物に成長し
国全体がそうなればいいわけだが・・・。


世界の意識レベルの総体では
そうした状態になれるのは、もっと先だ。


それでも、信頼しあえる世界を目指すことは
けっして無駄ではない。


なのでいまは、1人でも多くの人の
それぞれに見合った小さな努力をコツコツと・・・。



スパイ(修飾画像荷物運び)image





まったく関係ないが・・・CMでときおり聞く往年の曲・・・
カレンはこのとき、兄のことを念頭において歌っていた・・・と感じる。

そして自分は・・・この曲の「彼」が、
歴史上の神人とかぶるようで心がなごむw。





  

プロフィール

世羽

Author:世羽
心のなかに響く声なき「声」を、ひっそりと語ろう・・
ふと、そう思いたった無名の求道者(?)・・です。
すべての人が幸せに
喜びに満ちて生きることができますように祈っています

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