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シリアはひとつの鍵でもある

Posted by 世羽 on 31.2013 時事ネタ   0 comments   0 trackback
(つぶやき)たまたまネットでヒットした場所・・・。
いわゆる平和主義者というか、何というか・・・不思議系の話しを追っている人が
「アメリカはシリア攻撃をやめろ」、「シリア頑張れ」という意見を発していた。

そりゃ、違うだろ・・・と、思わずつぶやいてしまった。

シリアへの軍事介入を容認するわけではないが、
「シリア頑張れ」の発想は
いったい、何をどうしたら出てくるんだ?・・・と。

あまりに透き通った水の上でimage

今さら・・・シリア・・・と思いますが
何かの役に立つかもしれないので
まとめてみることに。

シリアの周辺imagejpg

現時点で、アメリカ単独での軍事介入があるかないか・・・
になってきたシリア内戦(とりあえず、ここではそう表記)。

まず、ものすごく大きく分ければ、
「現政府の体制側」「反体制側」の衝突が目に見える形です。

しかしながら、これは、すでに
さまざまな国家勢力や思想勢力を巻き込んだ
「代理戦争」の様相を呈している・・・。

発端は、もちろんあの「アラブの春」と呼ばれた革命運動の一連につながります。

記憶にも新しいですが、2011年のこと。

チュニジアエジプトで市民による抗議デモが起き、
長年の「権威主義体制」が立て続けに崩壊しました。

この「革命」の熱はアラブ諸国にも伝播し、シリアも同じでした。

同年、シリアの都市ダルアーで抗議デモが始まり、やがてシリアの各地にも広がります。

そのときはまだ、
非暴力な、いわゆる民主化運動で、
今のような武力紛争ではありませんでした


当時、色々問題のあるアサド政権ではありましたが
多くの民衆は、
政権をつぶすというよりも、むしろ
あまりに制限された自由を取り戻したかったり、
政治の腐敗や汚職、経済的な貧富の格差が開き続けることに
庶民ならではの、不満を訴えたかったのです。



シリアの子供の絵image


ちなみに、「砂漠のバラ」と呼ばれ、一時期は海外にも賞賛され、
シリアの広告塔としてその名を馳せたアサドさんの奥さん。
最初のうちはよかったようですが・・・。

アサドとアスマのimage


シリア内戦のさなか、
ヨーロッパの高級品を買い続けていたことで醜聞となり

アサド夫人image

「どうしちゃったの? アスマは・・・」
「あなたがご主人を止めなさいよ」

と酷評されたりしています。

アサドとアスマ補足image

話しを本筋に戻すと・・・

あの、いっせいを風靡したバシャールという名前とそっくりな名前をもつ
アサド大統領。

国内で国民が不満を噴出させたとき
現政権をどのように動かしたかというと

当初は、若干でも、国民に歩みよる形で法の整備などをかかげ、
なんとか民衆の流れを鎮めようとしていました。

しかし・・・です。

それと並行して、この政権は
大統領直轄の 共和国防衛隊などを指揮し
非武装の国民に激しい弾圧を行ってしまった・・・。

この弾圧には、アサドの実弟が指揮する第四機甲師団も参加しています。

一部、武装集団がいたとはいえ、
丸腰の一般国民にも武器を使ってしまったのです

アサドと兵隊image

となればもう、やられた側も黙っているわけがありません。

シリア内戦兵士のimage

しかも、市民へのさらなる弾圧が起き
「血のラマダン」と呼ばれる事件に発展しました。

さらに事は複雑でした。

この内戦の両サイドには、
  自国の利益を考える諸外国
  シリア人の信じる宗教の派閥
そんなものが絡んでいたからです。

単純に振り分ければ

現政権側:
イラン、ロシア、中国(隠れるようにして北朝鮮)

宗教背景
・・・現アサド政権はイスラム教少数派のアラウィ派
    この派はシーア派に近く、現政権を支援しているアラブ諸国のほとんどがシーア派
    よって、シーア派で反米のイラン・イラクがアサド政権を支援しています

シリアへのロシア兵器image

シリアとロシアと中国image


反体制側:
アサド政権の打倒を目指す国家
    米国、英国、フランス、ドイツ、ポルトガルなどの欧米諸国
    湾岸アラブ諸国のサウジアラビアとカタール、トルコ

    プラスすること。かつて政治的に国を追い出された在外シリア人たち

    アラブ・ナショナリズムに基づく統治を行ってきたアサド政権に対して
    「ジハード」をかかげ、テロ活動を行う過激派と化した、宗教思想集団
    (注:ここにはアルカイダの影もある

宗教背景・・・反体制派は、シリア国民の80%をしめるイスラム教スンニ派
    なのでスンニ派の諸国は当然、反体制派を指示。

オバマとアサドimage


このように、シリアを含む中東地域では
米国および同盟諸国・・・
そして、これら諸国の覇権が拡大することを望まないロシア、中国、イラン・・・
などが対峙する構図をとっているのです。

これだけの国が絡めば、お飾りの国連が調停なんぞできるわけがありません。

この内戦、長期化も予想されます。
しかも、ことの次第では、非常に厄介なことになる可能性も秘めているわけで
シリアは今後の世界の動向を左右する「鍵」のひとつと言えるでしょう。


これら関係諸国の情勢図の裏では
天然ガスのパイプラインや、石油の価格をめぐっての駆け引きも生じています。

長くなるので詳細は省きますが
たとえば、シリアを経由して敷設されるかもしれないパイプラインの方角・・・。
これがどのような経路を通っていくかで、
各国の利害がかなり違ってきたりする件
・・・などがあります。

そんなこんなで、もはや
シリアの紛争は内紛を通りこして
「代理戦争」だ
・・・というのは、こうした背景を眺めてのことです。

ですから、冒頭にあげた人が言っているような
シリア対アメリカ・・・という単純な構図ではなく
どちらを応援するか・・・という市井の見方は、おかしいだろう・・・と。

このシリア情勢・・・
残念ながら、日本の庶民がどうこうできる域をすっこぬけています。

とはいえ、日本も国家レベルとしては、けっして他人事ではありません。

でも

今の時点では、目に見える形で足を突っ込んではいけない。
まだ時期が来ていません。


外向的に、どんなに丸め込まれそうになっても
軍事行動に賛成を表明するような形は避ける時期にある
・・・ということです。

これが、上手くできるかどうか、
国政に関わる人たちの「手腕と度胸の見せ所」でしょう。

最初の動きとはまったく「別もの」に成り下がってしまったシリアの内戦。
影で、武器をもたない多くの弱い人々が泣いています。

シリアの子供の涙image


国連発表では、
ここ数年でのシリアの戦争死者は、すでに10万人を超えています。
国外に逃れた難民は190万人以上。
国内での避難民は425万人以上。


シリアの庶民の声image


この現実をかんがみて
ほんとに、世界を変えたいなら、
ほんとうに自分たちがどこにでも送れる、誇れるパワーをもつというなら
個人の利得を突き抜けて、
本気で

シリアの地に「光り」を送れ・・・と言いたい・・・

というのが、ちょっと本音だったりします



とっても青い海なimage






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Author:世羽
心のなかに響く声なき「声」を、ひっそりと語ろう・・
ふと、そう思いたった無名の求道者(?)・・です。
すべての人が幸せに
喜びに満ちて生きることができますように祈っています

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