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「第2列島線」の近くで・・・

Posted by 世羽 on 06.2014 時事ネタ   0 comments   0 trackback
(つぶやき)
けっこう大きな事が起きているのに
検索をかけてもあまりニュースソースにヒットしないとき、
逆に、別のインパクトを感じる。

小笠原関連(とある情景)image



世界自然遺産のひとつ、小笠原諸島・・・。


小笠原辺り(マップ)image_convert_20141105234851



その小笠原諸島から、伊豆諸島にまで
200隻を上回るけっこうな数の中国漁船団がやってきて
「赤サンゴの密漁」として報道されました。

(これを書いている現時点では台風20号の接近で、
その多くが小笠原の南東のはるか沖へと退避中)

小笠原あたり(密漁)image


識者の方々のなかには
「金銭に目がくらんだ人たちのやっていること」と、
すませている方たちがおられるので

巷ではどちらかというと
「サンゴの保護を!」とか、
「無法な漁業を取り締まれ!」のあたりに
世論がとどまっているようです。

ただもう少し、その裏を見ていくと・・・。



中国の海洋進出

中国という国は、物事を非常に長い目で捉えます。

人民解放軍が「第1・第2列島線」を想定したのは、もうずいぶん以前で、
少しずつ、その通りに事を進めているのは知る人ぞ知ること・・・。


2003年・・・ミン級潜水艦が「大隈海峡」を浮上航行

2004年・・・中国の漢級原子力潜水艦が「日本領海」侵犯
2006年・・・沖縄沖で訓練中の米空母キティーホークの
        わずか8キロのところに中国潜水艦が接近浮上
        自国の軍事力向上をアピールした・・・と言われる。

2010年・・・潜水艦、駆逐艦、フリゲート艦、補給艦など
        10隻と艦載ヘリを含んだ中国連合編隊が
        「沖縄本島と宮古島の間」を太平洋に向けて通過

2014年・・・6月22日午前2時ごろ。
        中国海軍のフリゲート艦など3隻が
        鹿児島県の「大隅海峡」を西に向かって通過。
        2013年8月にも同様の事例があったが、
        国際海峡のため、外国艦艇の航行に国際法上の問題はない・・・
        とされている。


軍事(大隅海峡で)image


軍事(中国軍の動き)image


軍事(中国の動き2)



いくら太平洋に出たり戻ったりするにしても
通告なしに他国の鼻先をわざわざ通るというのは、いただけません。

もし立場が逆だったら、中国は猛烈に抗議するでしょう。


さらに


中国はすでに
沖縄県・尖閣諸島の周辺海域に「海上ブイ」を設置しています。
設置場所は、排他的経済水域(EEZ)境界線の「日中中間線」の日本側で、
国連海洋法条約に違反するものです。

こうなると、国際的な条約とはいったい何なのかと・・・。

まあ、いずれにしても
これらは、中国が
「第1列島線」のクリアを試みていることがわかる出来事です。



少し時間を遡って
2012年7月18日に起きた出来事。
これは、個人的にかなり危機感を覚えたものです。

それは・・・

五島列島、福江島の南にある玉之浦港
前触れなく「106隻」の中国漁船が現れ
入港したときのことです。

「台風回避のための入港」として片づけられてしまいましたが、
そのような避難をするにしても
日中漁業協定からすれば、
中国側の漁船に許される侵入可能水域は
玉之浦港から100㎞も遠方のはずでした。

この入港騒動が起きたとき、
中国船団の監視にあたったのは
海上保安庁の巡視船(150t級)と、巡視艇の各1隻ずつ、計2隻のみ。

当時、玉之浦の人口は1800人
中国側漁船には、数十人の乗組員がいたと推測され、
すると、当時、中国人の総数は、
玉之浦の人口を超えていたかもしれないのです。
それはまさに、中国の一時的な占領にも等しい出来事でした。

ところがこの事件・・・国内では「大事」として扱われませんでした。


小笠原辺り(排他的経済水域)image


これが大きな問題を暗喩していることは、
防衛に携わる人たちや、ある程度良識ある方たちなら
当然わかったはずです。

なぜなら

彼ら漁民のなかに「民兵」が隠れていることは既成の事実で
それが日本の領土内に入っていたのですから・・・。


「中国は、現在、
約30,000隻の“鋼鉄製の商用トロール漁船”(各船10個の機雷搭載可能)
を保有しており、
その他にも約50,000隻の帆船漁船(各船2.5個の機雷搭載可能)がある」


「人民解放軍海軍の種々の基地において
定期的に行われている人民民兵の大きな演習の一部として
機雷敷設用に“漁船”が使われている



上記は、日本の防衛庁が米国の軍事報告書を邦訳したなかにある1文です。

このように、中国では実際に民兵の教育が行われ、
多くの場面で工作員として漁船に乗り込んでいるのは
世界が知る事実です。


で・・・いま

中国が2020年までを目標に、
自国の覇権下に置こうとする「第2列島線」の海域に、
200隻を超える漁船団の不法操業が起きたわけです。


軍事(中国の列島線)image


来ている船団は、ボロボロのものも多く、
一攫千金を目論んでいる漁民がいるのも本当だと思います。

しかし、一方で、
サンゴとは別の目的もある・・・と考えるほうが
むしろ自然でしょう。

第一に、中国ではレーダーを装備した船は
すべて海軍の管理下にあります。
ですから、中国海軍がこの集団の行動を把握していないはずがない。

どこのメディアが、たとえ「密漁だけが目的」・・・と報じようと
そのまま受け取って安心するのは早計に思えます。


小笠原あたり(伊豆諸島へ)image


しかし、こういうことも
多少本気で探っていないと緊迫感が伝わってこないでしょうし
少し先の未来をどうするか・・・という日本人の総意も
定めようがないわけで・・・。

もう少し書いてみると・・・

仮に、海洋の防衛手段のために
日本独自で、また米国と共同で敷設しているはずのSOSUSを使って
他国の潜水艦などの接近に警戒しているとします。
SOSUS:Sound Surveillance System海底に設置されたソナー監視ライン)


     軍事(sosus)image



それらの機器が漁業のトロールを名目に、海底をかっさらわれて
重要な機密が中国に持ち帰られてしまうというのも
起きうることです。

  (日本では、それとは別に高感度地震計なども、
   海底に設置されている)

国防の最前線に立つ自衛隊
実質的に海洋を警備する海保のみなさんは
あらゆることを想定していると思いますが、
何かこう、「日本国」としての動きが見えてきません。

そういう意味で言えば
実に歯がゆいものです。

白樺油田のときもそうですが
いつも後手後手で・・・結局あそこは取られてしまった)


一応、今回の騒動が起きている海域の海の下には、
決して表には出てこなくても
すでに日本国の潜水艦が赴いている・・・のかもしれません。

知られざる攻防は、これまでもたくさん起きていましたから・・・。
(日本海での、あの追跡劇のように)


日本の海洋防衛


ちなみに、海の下だけを取り上げれば・・・。

昔から、日本の潜水艦は決して大きいほうではありませんが
練度が高く、ときには動力を切って、海流に乗って航行したりするので
見つかりにくい・・・ことで知られています。


     軍事(潜水艦いろいろ)image



さらに、

いまはどうかわかりませんが、
水深500メートル以上にありながら射出可能な“深・深度魚雷”を製造した国は、
一時は日本ぐらいだったかと思います。

潜行可能深度が群を抜いているのも有名で
水深900メートルあたりから気づかれないうちに上昇し、
敵国艦船の直下の深い深度から魚雷の発射ができるのですから、
他国の艦船に対しても、それなりの存在感があります。

いざとなったとき、
シーレーン遮断のために使用される
高・耐圧機雷の技術も
日本は並はずれたものを持っていると思います。

ここらに関しては、
かろうじて中国の技術よりも進んでいるかもで、何よりですが、
中国は、日本が“考えない手”を使って揺さぶりをかけてくる・・・。

彼らが擁する漁船が船団を並べて海底をトロールし、
潜水艦が役に立たないようにする訓練もしているのです。


そんななか、

もし、日本に進んだ技術が何もなかったら
あるいは、中国よりはるかに軍備が衰えてしまったら
また、米国と同盟を組んでいなければ・・・

日本がフィリピン、ベトナム、チベットあたりのように
蹂躙される世界が出現していても不思議ではありません。


軍事(戦力比較)image

軍事(JapanChinaUSMilitaryAsia)image


今現在も、洋上の騒ぎとは別に
海のなかで探りをかけているみなさんがいたり
広大な海域を護る任務についている人たちがいる。

そんな、諸々が積み重なった「護り」のなかで
庶民のささやかな日常が、続いている・・・。


現在、中国は、国産の1万トン級海警船を製造しつつあり
進水まで秒読みです。

この1万トン級の警備船・・・
コースト・ガードの域を超えている感で、
海保などからすれば、嬉しくない代物になりそうです。

日本も警備のためには、
せめて海保あたりの船舶数を増やし、
乗員の養成を積極的に推進する必要があって
しかもそれらについて、十分納得を得たうえで
国民が容認できるような風向きにすることこそ急務・・・
と思えてなりません。


“戦わず”して国を護るには、気概はもちろん、
「智慧」も必要です。


だからこそ
周囲を海に囲まれた日本を想い、
ときに
そこで実際に起きていることの「裏事情」を知って
なぜ、いまはまだ海の防衛強化が必要なのか・・・と考えることは
決して無駄ではない・・・そう思います。





遠地の島と言えば、絶賛“噴火中”の西之島の東の島

小笠原関連(西の島の東の新しい島)image



いまはさらに成長してきて・・・
遠い日に、ここもサンゴを抱く島になるのでしょうか・・・・。


小笠原関連(西之島の東の新しい島2)image



そうしたら、いつの日か
小笠原諸島やソロモン諸島のような美しい場所になって、また名所がひとつ・・・。
つくづく、美しいものを「美しい」とだけ言える世界にしたいものです。


     小笠原辺り(上空から)image

小笠原関連(ちなみにソロモン諸島の情景)image



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Author:世羽
心のなかに響く声なき「声」を、ひっそりと語ろう・・
ふと、そう思いたった無名の求道者(?)・・です。
すべての人が幸せに
喜びに満ちて生きることができますように祈っています

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