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身体の話いろいろ・・・プチ科捜研的なことから始めるこぼれ話

Posted by 世羽 on 30.2015 道草   0 comments   0 trackback
(独り言)
身体の一部が特化して、別なほうへと突き進みすぎれば
身体全体に支障を来たす。

とすると・・・

「同じ国」に住んでいるという
“心”があるならば・・・だが・・・

一部の地域の想いを大切にするとしても・・・
そのほか多くの場所に住む人々の民意はどうだろう。


身体(修飾画吉野の桜)image



これまで、不朽体についていくつかメモっています。

裏話をすれば
それらをメモるとき、文章にこそしませんでしたが
けっこうシビアな側面も把握しながら
比較対象していました。

で、そのあたりの「こぼれ話」を。


命の息吹が抜けたあとの人の身体


TVドラマとかでは
事件に巻き込まれて落命した人の遺体から
「被害者がどうした経緯でそうなったか」を解き明かすものがあったりします。


青酸カリによる殺人事件話もたくさんあって、
劇中「アーモンド臭が・・・」と言われたりします。

それを甘い感じの「アーモンド臭」と想像するかもしれませんが、
実際には、ほとんどの人が嗅いだことがない
生の実の臭いだったりして・・・。


     身体(修飾画科捜研の女より)image


・余談が先行してしまいましたw。
話を戻すと・・・。


人の身体は出生時、ほぼ無菌状態で出てきて、
胎内から離脱し始めるとすぐに細菌が住み始めます。

長じるにつれてそれら細菌は増殖し、
成人になると、
体内には数百種類の細菌が住み着いていることが確認されています。

総数で言えば、100兆を超す細菌がいると見込まれ、
もし、それらを取り出したなら・・・
理論上、重さにして約1㎏にもなります。

なので、人はけっして単体で生きているのではなく
こうした菌と共生している状態だと、わかったりします。

一方・・・人が“事切れた”状態になると、
その直後から、体内では新たに猛烈な化学変化が起き始めます。

体内細菌が酵素を出してタンパク質を分解し出す「腐敗」です。

人工的な防腐処理をして、腐敗をとどめた死後の人体もありますが


   身体(ロザリア)image
   (防腐処理で名高いロザリア。当時2歳。1920年にカタコンベに埋葬された)


    身体(聖シルヴァン殉教者)image
  
   (聖シルヴァン殉教者:クロアチアの聖ブレイズ教会に安置されている。
    首に切られたあとがあり、4世紀の殉教者とされているが、
    彼の詳細はそれ以外知られていない。
    これは正直、どんなものかはわからない


いずれにしても、通常であれば、死後の腐敗を免れる人はまずいない・・・。

なので、何もせずに死後の人体が腐らないとしたら
科学的な見地からしても
「十分尋常ではないことが起きている」・・・ということになります。

  参考:一時的に、法医学的な処置から
   「腐敗」を遅らせる薬剤の注入がなされる事例もあるが、
   何年もの長きにわたり人の遺体に防腐措置の人工的処理をほどこすことなく、
   そのままの形状で“常温維持”はできない)


腐敗は気候条件にも左右されます。
日本では、平均すると
死亡後の腐敗現象が顕著になるのは2~3日とされます。

ドラマだと、死亡後の発見が翌日だったりするので
生きているときの面影を少し青ざめた感じに表現するだけで済みますが、
当然、死後の時間が過ぎれば過ぎるほど、
ましてやそれが野外だったりすれば
状態はもう・・・推して知るべしです。

野外に遺体が放置されたままだと
昆虫をはじめ、色々な動物や生き物が集まります。

蝿に産卵されようものなら
1日もたたないうちに孵化がはじまってウジ虫が発生します。

    (産卵から孵化まではおよそ十数時間しかかからない)

    身体(蝿のライフサイクル)image


いくら事情があっても、そんな状態をひととおり想像できれば、
少なくとも、自死なんか止めたくなるかもしれません。

さらに、殺害などで長期間放置されたご遺体が発見されるとき
よく「臭いが凄かった・・・」などと表現されます。

これは「腐敗」が進んだときに体内で細菌が出す酵素のガスが溜まり
やがて表皮に気泡が現れたり、そこが破けるなどして、
ガスが噴出したり、それに腐敗した体液など混ざったもので
表現のしようのない臭気・・・「死臭」です。

葬儀屋さんのなかのきわめて特殊な人には、
通常のご遺体であっても、100mも離れた場所から
微量の臭いを識別出来る人がいるそうで・・・驚きます。

  (この腐敗の進行を遅らせることもあって、現代ではドライアイスが多用される)

身につくと落ちにくいこの臭気は、
酷いものほど
本能的に身を遠ざける感覚を及ぼします。


なので


もし人の死後、“消臭剤”を振りまいても簡単に消えない「死臭」ではなく
ご遺体から“香しい芳香”が出ていたなら、
それは作り物ではなくて、「常識をくつがえす事象」だと
それなりにわかります。



    身体(StPadrePio)image

   参考:1968年9月23日に死亡したカプチン会司祭・ピオ神父のご遺体が
    その後40年たった2008年3月2日に発掘されている。
   「腐敗」を免れたその身体は聖マリア・デッレ・グラツィエ修道院の教会で、
    研究と崇敬のために数ヵ月のあいだガラスに覆われたケースに安置された。



   地元大司教ドメニコ・ダンブロジオによると
   「頭蓋骨の上部は部分的に透けている状態が見られ、
   それ以外は幾分白さが際だっていたものの、良好な状態で、
   彼の手は、生きているのと同じに手入れが行き届いた人のものに見えた」
   と語っている。
   2010年4月19日以来、ご遺体は新しい巡礼のための聖堂の地下室に移され、
   薄いシリコンのコーティングで覆われた)



身体(ピオ神父)image



ちなみに、このガスが猛烈に産出されるころになると、
事切れた人の身体がしばらく風船状態になる時期があります。

この時期まで放置されていたご遺体となると、
老いも若きも、美醜もへったくれもなくなります。

とはいえ、そんなご遺体には
いまだ、微細な生き物が息づいていて、
人体を土に戻す作業を続けています。

「揺りかごから墓場まで」という言葉は、
こうした細菌にも当てはまる・・・と思えたりするところです。


いまの日本は火葬が主流になってしまいましたから、
大地に返す細菌さんたちの役割は途上で中断されますが・・・。


ちなみに・・・・・・

病院や自宅で平穏に家族に看取られて命をまっとうできた人たちではなく、
死後、「合法的」な死亡診断書が書かれていない
何かしら「異常な事態」があるご遺体は、
数だけ見れば年間10万を超える現実があったりします。


法医学者も少ないなか、
実際にこうした事案に立ち合ったり、
いろいろな調査をして死因を特定するみなさんのご苦労というのは
余人にはほとんど知られないだけで、
単なる職業という範囲を超えて、けっこうハードなものです。



身体が霊魂の衣服の役割だったとしても・・・


近頃では病やそのほかの苦難にしても
原因はすべて心や魂に起因するとされて、
肉体そのものの重要性はあまり語られないかもしれません。

でも・・・人の肉体を良く見てみると、
指紋や虹彩はもちろんのこと、
血管の走行具合や内臓の微妙な形の違いなど
人それぞれ異なっていることがわかります。

たぶん自分の手の甲を誰かと比べてみただけでも、
「あ、違っている」とわかると思います。

そうした意味で言うと、
人はみな、
本当に個性あふれる個体を持って生きていると言えるでしょう。

身体には人それぞれの生き様の歴史が、
ずっと刻まれていくわけで、
ごく当たり前のことなのですが、これは本当に凄いことです。

近年ではいろいろな条件下で、
法的に認められた自死を
ひとつの選択の権利として受け止める人もおられるでしょう。

そこには確かに、深刻な病気の苦痛からの離脱や、
脳死に陥った患者を抱える家族のみなさんの判断などもあって
無視できませんし、そのような例外があるのでしょうが・・・。

たとえば、惚れたはれたの苦しみとか
生活の疲れとか、
当人にとって、それが何にも代え難い苦痛のように感じるとしても
もしそこに何かしら、突破口がある問題だとしたら、
それを理由にして
この世に二つとない身体を自ら遺体にしまうことは
かなり残念なことではないでしょうか。

それはやはり、
世界に一つしかない貴重な生命の乗り物
「魂の経験」を積むのにとても大切な乗り物
自分でぶっ壊すことになりますから・・・。

まして、自己の理由だけで
多くの他者を巻き添えにしてしまうなら・・・

その人は、世界に二つとない自分の生命の乗り物と
貴重な他者の生命の乗り物を壊すという、
何重もの残念な事態を引き起こすことになるでしょう。

命を無くしたってその先があるじゃないか・・・
魂は永遠だ・・・それは運命だ・・・
と言われもしますが

人が持てる肉体はその時だけのものです。

2度と同じものを持てません。

それを考えると、
安易に視えない部分だけに焦点を当てすぎて
身体を“着替え自由な霊の洋服”ぐらいに想ってしまったら
なんだか、身体に可哀想な気もしたりして・・・。


*****


古代の文明の痕跡を知らせてくれるものの一つに
遺跡だけではなく
時を経て残された、当時に生きた人の身体もある。

その人が生きた刻印を調査することで
過去の出来事が解明されたりしてきた。


(あの有名なアイスマン:発見時)

身体(発見時のアイスマン)image


(調査時)

身体(Iceman調査)image




  身体(修飾めがねネコさん)image




身体(icemanの足)image

身体(iceman調査2)image


死者の身体は忌み嫌われ恐れられたりする。


だが、その身体にどれほどの情報を蓄積されたかを想えば
仮に、身体が荼毘にふされるものになったとしても
恐れを超えた「敬意」すら、抱けるような気がする。


人には、いつか必ず通るがある・・・。

そのとき、もし自分に余裕があって最後まで意識があったら、
いつも言っている「ありがとう」とは別に、
「これまで、いつも一緒に生き抜いてくれてありがとうね」
“自分の乗り物”に心から感謝を言って、新たな扉をくぐろうと思う。


身体(修飾画マドロスねこさん)image



文末に加筆。

桜が多くの地で満開の時を迎えています・・・
みなさんそれぞれにとって素敵な時になるといいですね。


  うらやまし
     心のままに咲きてとく 
        清々しくも散る桜かな   (大田垣蓮月)


     身体(修飾画電車と山桜)image


身体(修飾用日本のどこか)image


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Author:世羽
心のなかに響く声なき「声」を、ひっそりと語ろう・・
ふと、そう思いたった無名の求道者(?)・・です。
すべての人が幸せに
喜びに満ちて生きることができますように祈っています

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